当科では、自己免疫性疾患(自分に対して免疫反応が過剰に働くことで起こる病気)の診療を行っています。関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、全身性強皮症、混合性結合組織病、多発性筋炎・皮膚筋炎、ANCA関連血管炎などの血管炎症候群、ベーチェット病、成人スティル病、自己炎症性疾患、IgG4関連疾患など、様々な疾患を扱っています。原因が不明の難病ではありますが、生物学的製剤や低分子化合物など分子標的治療薬が多数でてきており、近年治療の進歩が目覚ましい領域でもあります。当科では新規薬剤に対する治験や臨床研究にも積極的に関わっています。
外来診療は、原則予約制です。初診の方も医療機関より当院の地域医療連携センターに連絡をしていただき予約した上で紹介状をお持ちいただきます。病状が急性重症の場合は、医療機関より電話で連絡をとっていただいています。
当科の外来診療は、日本リウマチ学会の認定する専門医の資格を持つ医師が当たっており、各々の患者さんに最善の治療を受けていただける体制となっております。また、状況に応じて地域のかかりつけの医師と連携をとりながら、専門医としてのアドバイスをさせていただく方式もとっています。セカンド・オピニオン外来も行っていますのでその際にも地域医療連携センターに連絡してください。
診療実績
Clinical Indicator2023年1月-12月までの
入院延患者数
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DPC主病名 | 延人数 |
---|---|
全身性エリテマトーデス | 23 |
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 | 20 |
多発性筋炎 | 17 |
関節リウマチ | 15 |
顕微鏡的多発血管炎 | 10 |
IgG4関連疾患 | 6 |
全身性強皮症 | 5 |
強皮症 | 4 |
成人スチル病 | 4 |
ループス腎炎 | 3 |
悪性関節リウマチ | 3 |
巨細胞動脈炎 | 3 |
菌血症 | 3 |
細菌性肺炎 | 3 |
多発血管炎性肉芽腫症 | 3 |
関節リウマチ性間質性肺炎 | 2 |
急性腎盂腎炎 | 2 |
後天性血栓性血小板減少性紫斑病 | 2 |
全身性強皮症性呼吸器障害 | 2 |
皮膚筋炎 | 2 |
ANCA関連血管炎 | 1 |
COVID-19 | 1 |
IgG4関連ミクリッツ病 | 1 |
キャッスルマン病 | 1 |
サルコイドーシス | 1 |
ベーチェット病 | 1 |
リウマチ性多発筋痛 | 1 |
急性増悪皮膚筋炎性間質性肺炎 | 1 |
急性増悪膠原病性間質性肺炎 | 1 |
後腹膜線維症 | 1 |
誤嚥性肺炎 | 1 |
抗ARS抗体症候群 | 1 |
高安動脈炎 | 1 |
混合性結合組織病 | 1 |
全身型多発血管炎性肉芽腫症 | 1 |
全身性エリテマトーデス性間質性肺炎 | 1 |
大動脈炎症候群 | 1 |
単純性尿路感染症 | 1 |
低カリウム血症 | 1 |
特発性血小板減少性紫斑病 | 1 |
特発性多中心性キャッスルマン病の疑い | 1 |
尿路感染症 | 1 |
皮膚筋炎性間質性肺炎 | 1 |
腹部大動脈閉塞症 | 1 |
慢性腎臓病ステージG5D | 1 |
薬剤性汎血球減少症 | 1 |